とびひ(伝染性膿痂疹)

<どんな病気ですか?>(写真
すり傷や虫刺され、あせも、湿疹などにバイキンが入りこんで水ぶくれができます。これをかきこわした手で他の場所をかくと、そこにまた水ぶくれが「とびひ」します。夏に多い病気です。

<治療>
抗生剤ののみ薬と、抗生剤のぬり薬の両方を使います。ぬり薬だけでは治りきらないことがあります。のみ薬は指示されたとおりに、最後まで飲んで下さい。途中でやめるとぶり返すことがよくあります。ぬり薬は毎日2〜3回ぬり直して下さい。

<家庭で気をつけること>
1 お風呂:入ってもよいですが、他のこどもとは別にしましょう。
2 保育園:程度にもよりますが、数日休んでもらうこともあります。
3 プール:とびひが乾いて固まるまでは、入らないようにしましょう。

<こんな時はもう一度診察を>
1 熱が出たとき
2 2日以上たっても水ぶくれがふえるとき
3 顔や体が赤く腫れてきたとき



 
保湿剤皮膚炎

 

----保湿剤の問題点----

■保湿剤皮膚炎

1歳未満の乳児に毎日保湿剤を塗り続けると、皮膚が赤く炎症を起こしてくることがあります。これを、「保湿剤皮膚炎」と呼びます。

現在の育児では、雑誌やSNSの影響で「赤ちゃんの保湿は必須」といった考え方が広がっていて、毎日保湿剤を塗られている赤ちゃんがほとんどです。

ところが、1歳未満の赤ちゃんの肌は薄く、敏感なので、保湿剤で炎症(かぶれ)を起こしてしまうことがあります。このように保湿剤で炎症を起こすことを「保湿剤皮膚炎」と呼びます。

「保湿剤皮膚炎」の治療は、まず、保湿剤をやめること。同時に、皮膚炎としての治療をおこなうことです。正しい治療をおこなえば、比較的早期に改善が見られます。

一方、皮膚炎の原因が「保湿剤」であることに気づかずに、逆に「保湿が足りない」と思って、さらに保湿剤を頻繁に塗って悪化させてしまうこともあります。皮膚炎の原因が「保湿剤」であると気付くことが大切です。

医学的には、「健常皮膚の乳児に対する予防保湿は推奨されない」ということになっています。

「きちんとやっているはずなのに、原因がわからない皮膚の赤みがある」という場合は、ぜひご相談ください。

 

<保湿剤皮膚炎>

      

<治療後>

 →→→  

生後3か月
毎日保湿剤を塗っていたら
だんだん赤くなってきた

保湿剤をやめて、炎症を抑
える治療をおこなったら、
赤みが消えた