当院では「痛くない注射」を心がけています。注射針は極細のものを使い、注射する部位や針を入れる角度、深さや注射液の注入速度に注意をしながら注射をしています。
注射を「痛い」と感じるのには3つの要素があります。
1.注射をする前の精神状態(恐怖心があるか)
2.針を入れるときの痛み
3.注射液を注入するときの痛み
これらを克服するために、まず、恐怖心を抱かせない努力をしています。やさしく対応する、大きな声を出さないなどです。
針を入れるときは、針を入れる場所、タイミング、角度、深さに気をつけます。
注射液を入れるときには、痛みの少ない速度で入れます。
これらを気をつけることで、かなり痛みの少ない注射ができます。
お願いがあります。子供に「チクンするよ」と言わないようにしていただけないでしょうか。「チクンするよ」は、子供にとっては「これから痛いことするよ」という意味なのです。子供は恐怖を感じますから、痛くない注射も痛く感じてしまいます。
「すぐにすむよ」も、子供にとっては「痛いけど、すぐにすむよ」という意味ですから、「やっぱり痛いことをされるんだ」と感じてしまいます。
保護者の方は、ドンと構えていていただければ、それだけで結構です。恐怖心を持っていないお子さんは、注射をしてもほとんど泣きません。ご協力いただけますと幸いです。
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